★平成28年12月24日(土)第100回サロン報告
第4週土曜日が24日イブとなり、ぴったりのクリスマス会となりました。今回は29名の参加でした。クリスマスにちなんだピアノ演奏に歌と手拍子で楽しんだ後、ケーキとコーヒー、持ち寄りによるプレゼント交換で盛り上がりました。
お喋りタイム後、いつも通り近況報告を行いました。
緩和病棟から息子さんと娘さんに支えられ、車椅子で参加された方が、疼痛コントロールしながらも、「これからも頑張ります」と発言され、一同胸を打たれました。
「大動脈近くの4個のリンパ節転移が見つかったが、がんと共存していく覚悟を新たにした」、「骨髄移植になっても乗り越える覚悟ができた。病気にフォーカスせず、新たな仕事に挑戦する」…との発言もありました。
先生たちからは、「遺伝子検査も含め、分子標的薬やPD-1・iPS細胞の研究と開発が躍進している」「規則正しい生活が免疫力を高める」…等、沢山のアドバイスをいただきました。
来年の元気な再会を期して、閉会しました。
(会員 緑)
★平成28年11月26日(土)第99回サロン報告
レモンタイム9年目の総会記念イベントは、桂三扇さんの落語会で、創作落語と古典落語の2本立て、1時間にわたって笑いが絶えませんでした。がんサロンにふさわしく、患者や医師、病気の話が盛りだくさん。「へ」と発声し表情筋をしっかり使い、にこっと笑顔をつくると免疫力もぐーんとアップするそうです。
サロン報告では漢方薬で下痢がひどくなり、脱水して点滴で改善した方や、カンゾウの入った漢方薬で偽アルデストロン症状で困った方がおられました。漢方も副作用が出ることがあるので、症状の異変には気をつけた方が良いようです。
(スタッフ TAKO)
★平成28年10月22日(土)第98回サロン報告
10月の近況報告のピックアップ
最後にラジオ体操で体をほぐし、運動会で流れる名曲演奏を手拍子で楽しみ、「見上げてごらん夜の星を」を合唱して散会しました。
来月は総会記念として落語会(演者:桂三扇さん)を開催します。(13:45開演)
(会員 緑)
★平成28年9月24日(土)第97回サロン報告
あれだけ暑かった夏も終わりを告げた9月のサロンは、24名の方の参加がありました。先月、生検検査の結果待ちだった方の報告があり、入院・手術の運びとなるとのことで、強い気持ちで治療に臨もうとされる姿に、皆でエールを送りました。又、手術後の後遺症に苦しみながらも、少しずつ自分の体との折り合いがつけられるようになったという嬉しい報告もありました。
「Q&Aコーナー」では、在宅での看取り、かかりつけ医の重要性、ホスピスのお値段など、がんサロンにふさわしい話題を真剣に語りあいました。
コーヒータイムの後、ビートルズの「let
it be」をしっとり唄ったあと、手拍子付きで「学生時代」を熱唱して、第1部のサロンはお開きとなりました。
今回は、閉会後に近くのお店に移動して第2部のお食事会が持たれ、日頃話せない話の花が咲きました。
(会員 緑)
★平成28年8月27日(土)第96回サロン報告
日本中がオリンピックで賑わっていた月間でしたが話題にもならず、今月の近況報告には、腫瘍の検査結果を待つ間の不安、動揺、心配…の訴えが多くありました。
抗がん剤の副作用を抑えるためのステロイドにより糖尿病が発症…糖質制限や手足のしびれに悩まされているという報告も。CT検診による被曝の心配については、治療に使う放射線等に比し少量と考えられるので、検査を受けて早期発見、早期治療に生かすのが望ましいと助言頂きました。
視力を殆ど失いながらも前向きに治療を続けておられる方、治療者側の心ない言動を涙ながらに訴えつつ、最後は笑顔で「頑張ります」と締めくくられる方、ダンピング症状と戦っておられる方…種々の報告に、憤慨したり、涙を浮かべたり、安堵したり…今回も多くの感動、共感、学びをいだたきました。
最後は、CDによる呼吸法で目を閉じ15分間リラックスし散会しました。
★平成28年7月23日(土)第95回サロン報告
梅雨明けのサロンは参加者29名で、いつも通り全員の近況報告から始めました。
帯状疱疹でお休みされていた方の報告から話題が広がり、帯状疱疹は発疹が出て3日以内に通院し、抗ウイルス剤を処方すれば悪化が免れる、高齢者やがん患者(抗がん剤服用者など)は免疫力が低下し潜在していたウイルスが顕在化しやすい、などの注意がありました。
肺がんの治療で注目されている新薬オプジーボ(ヒト抗PD-1モノクローナル抗体)については、高額治療であること、奏効率は30%程度であること、自己免疫疾患にかかりやすいリスクを伴う、など先生方から最新の有意義なお話を伺えました。参加者のさまざまな悩みから持ち帰る情報が多いサロンでした。
ピアノ演奏「月の光」などを聴き、再会を期しました。
★平成28年6月25日(土)第94回サロン報告
梅雨らしい曇日、紫陽花が飾られラベンダーが香るサロンに24名が集いました。
近況報告では、最近ご入会の方々(副鼻腔がん、肺がん、食道がん)の症状と気持ちが時と共に少しずつ落ち着かれた様子で、みな安堵、その他、抗がん剤や薬(コデイン、十全大補湯等)、患者ならではの不安感(孤独感、体調不調)、認知症への対応などが主な話題でした。
初めての方が、白血病の治療後、HPを閲覧されて神奈川県から参加され入会されました。熱心な主治医との良きご縁から始まり、これからも人々とのご縁を大切にわがままに生きようと自分に言い聞かせるように話されました。
最後に、15分間目を閉じて自律神経訓練法を体験(CD音楽)しました。
本日の近況報告で印象に残った言葉
“A day without laughter is a day wasted”
★平成28年5月28日(土)第93回サロン報告
今回のサロンは31名の参加でした。新参加者が2人おられたので、自己紹介を兼ねた近況報告から始まりました。
「膵臓嚢胞が大きくなり手術を提示された」、「胃切除によるダンピング症状は一段落したが、抗がん剤の副作用の為、治療を断念した」、「手術の後遺症で声が出にくい」…など、悩みを抱えつつ前向きに努力されていることが話されました。
初めて参加された方が、「手術を終えて安堵したものの、孤独感が辛い」と吐露されたのに対して、家族や周りの人が、そっとそばにいるだけでサポートできるということを、実例や図を使って解りやすくアドバイスしていただきました。また、医師が超専門医と総合内科医(かかりつけ医)に2極化していく現在、地元のかかりつけ医を持つことの大切さが話されました。
ぼんやりと人の輪郭が見える程度の視力の中で生活しながら、息子さんの援助で本の製作会社を探し、生きた証にと作られた冊子を会に寄付して下さった会員さんには、言葉にならない感動を憶えました。
最後にリラックスタイムでは、「そばにいてほしい」、「茶摘み」、「花」を歌い、「トロイメライ」のピアノ演奏を聴いて散会しました。
★平成28年4月23日(土)第92回サロン報告
今月の皆さんからの報告には、知り合いの突然死(心不全)、闇からの生還(がんで視力をなくされた方)、胃切除による早期ダンピング症状と睡眠の悩み、検査結果待ち、毎日の努力(ウオーキング・ミニトリップ・若い人と交流)など、がん以外の疾患報告も多くありました。
【人生の最期はどこで過ごしたいか?】の設問には、「最後の時間は相部屋で過ごしたい」、「最期はホスピス」、「在宅だからこそお別れが上手くできた」、「個室を自宅化した」、「考えたくない」など種々の意見。サロン活動の中での死生学に注目されている先生からは、病棟の非日常の中で「日常の生活音」を求める心理分析や、死生学「死に向き合うことで、いかに生きるかを考える」についてお話をいただけました。
~~誰にでも訪れる死までの時間を いかに自分らしく生きるか…~~
★平成28年3月26日(土)第91回サロン報告
3月のサロンの参加は、多く30名に及びました。
新参加の方は、食道がん患者と家族の方でした。摘出手術後3週間の経過で、ダンピング症状と体力不足に不安を感じられての参加でした。先生から的確なアドバイスがあり勉強になりました。
また、がんの影響で両目視力が悪くなられた会員さんが息子さんの同伴で参加され、現状を話されました。視神経に腫瘍侵潤の可能性があり、サイバーナイフ放射線治療が可能との事で、当日、初回の治療を受けた後にサロンに参加されました。
ボイスオーバーを使ったスマホ連絡方法や、視力障害者支援のライトハウスの案内、社会労務士の案内などの情報提供があり、先生や会員の皆様から応援の声かけが力強くて印象的でした。治療がうまく進む事を願いました。
その他、膵臓のう胞の手術に関して、先生から説明していただきました。
(会員 緑)
★平成28年2月27日(土)第90回サロン報告
初めて来られた方2人と顧問の先生2人を含めて22人の参加がありました。ご親戚をすい臓がん、肺がんで亡くされた方、肺がんの薬イレッサが効かなくなり第3世代の薬の治験を待っておられる方、歯の状態が悪く食べられない辛さを訴えられる方…、悩みを抱えつつ前向きに取り組んでおられる様子が多く報告されました。
初めて参加された方は、娘さんの乳がんが脳に転移し手術はできず、抗がん剤で抑えている現状を、眼を真っ赤にして話されました。
顧問の先生から、「医療は進歩している、治らないと言われつつ生き延びた例も多い、生命力は計り知れない、ボジテイブ思考が大切、諦めず粘り強く対処する事が大切」というお話がありました。
(会員 緑)
★平成28年1月23日(土)第89回サロン報告
大寒波襲来の中、23名で開催しました。
皆さんからは年末年始の報告や体調の経過、佐藤先生からは「これでいいのだ」認知説(がんとその治療による現実を前向きに肯定的に捉える考え方)など、いろいろなお話いただきました。患者の思いと医療者側の事情とが噛み合わなかった結果、手術日が延期になった例も出されました。
今回、初参加の副鼻腔がんの方から、右目は失明状態、左目も網膜剥離の手術をされ、ステージ4の告知を受けながらの治療経緯が話され、聞いている方が逆に感動と勇気をいただきました。
(会員 緑)
★平成27年12月19日(土)第88回サロン報告
今年最後の例会でした。
お二人の方が初参加予定でしたが、ご都合つかず次回から参加されるとのことです。
近況報告では、処方箋による処方に間違いがあって(薬剤名一字違い)、ビタミン剤のはずが鎮痛剤だったことが分かり、その後の薬剤師の対応に疑問を感じたとの報告があり、他にも、よく似た名前の薬との間違い、医師の勘違いによる間違いの例が出され患者側も気を引き締めて薬の確認をしっかりしなければと痛感しました。
後半は、先月の田村先生の講演会の感想を話しました。
亡くなった人を思い出し、涙で声が詰まって話ができなくなる人、これをきっかけに家族と自分の死後の事について話した人…深い話を共有できたと思います。死について考え語る事は、生きる事の大切さを教えてくれるように思います。
例会後、近くのお店で恒例の忘年会を楽しみ、散会しました。
(会員 緑)
★平成27年11月21日(土)第87回サロン報告
第8回レモンタイム総会が開催され、「がんとともに生きる」というテーマで田村恵子先生に講演いただきました。がん患者の全人的苦痛、患者が死に向かい合うとき、アドバンス・ケア・プランニングについてなど、がん患者さんの言葉を紹介しながらの、とても丁寧で分かりやすいお話でした。
死はすべての人に必ず訪れる事実です。死について考え、向き合う事で命の尊さや生きる事の大切さを感じるようになってくる…、がんとともに生きる人から教えられた真実です。
ケアのプロフェッショナルからのメッセージは、私たち患者・家族・遺族のこころに響く内容でした。そして、≪余命18日をどう生きるか≫、私たちに託された課題です。
田村先生とのご縁に感謝の気持ちがいっぱいです。
田村恵子:京都大学大学院医学研究科 人間健康学系臨床看護学講座教授
著書:≪余命18日をどう生きるか≫
(18日は淀川キリスト教ホスピスでの平均在院日数とのことです。)
関連URL
http://bookmeter.com/b/4022508132
(スタッフ
TAKO)
★平成27年10月24日(土)第86回サロン報告
25名の参加で、笑いあり共感ありの、ざっくばらんな話合いが持たれました。抗がん剤の副作用、変形性股関節症、坐骨神経痛、手術への心の準備…等々、悩みは尽きませんが、いやな事は考えないようにしている、ニンニクを毎日2粒食べると痰が絡まなくなった、孫の運動会で元気を貰った、楽しい旅をしてきた等、前向きに生きている様子が多く出されました。
心のこもった手厚い看護の経験が出され、病院により看護体制の違いもあるようでした。
ストーマは、医療技術や看護用品の進歩で取り扱いも楽になり、ある面では、ストーマにする事のメリットもあるというお話でした。
皆で「365日の紙飛行機」を歌って散会しました。
(会員 緑)
★平成27年9月26日(土)第85回サロン報告
今回の例会は22人の参加があり、いつもの通り参加者の近況報告から始まりました。
「年末予定の胆嚢手術に向けて、不安だが日々なるべく明るく過ごし、体調を整えている」、「今回の肺がん抗がん剤治療は、今までにないほど辛く感じる」、「腰痛、足のしびれは、歳のこともあるし、手術でなく徐々に効く薬を服用し、注射で対処してもらっている」、「布団と枕を工夫し、睡眠の質が向上した」…などが出されました。
顧問の先生からは、昔の手術では広範囲に切除し、婦人科の術後に足が腫れたり、乳がんの術後に手が腫れたりしていたが、近頃はなるべく神経を残し、後が楽なようにと患者の身になっての手術が行われるようになったというお話がありました。また、痛む時は我慢しないで様々の痛み止めで対処していくのが良いとアドバイスをいただきました。
(会員 緑)
★平成27年8月22日(土)第84回サロン報告
22名の参加で近況報告・相談・質問の中に、笑いあり共感あり、新たな気付きと学習もばっちり、元気と勇気をもらった2時間あまりのサロンでした。
老化による腰痛・脱毛・膝痛・白内障・肺炎・下痢など、がん以外の相談も多く、歳と共に切実な問題になってくるようです。逆流防止弁の老化により起きる静脈瘤の対処法は、下から上へのマッサージが良い、膝疾患には、急に運動を始めたり、歩き過ぎは良くない、炎症がある時は動かさない…等のアドバイスをいただきました。痛みは脳の記憶エラーで生じる場合があり、散歩や趣味などで気持ちを外に向ける事で痛みが軽減するという話も出されました。
また、話題に出た円形脱毛症については、ストレスが直接的ではなく自己免疫疾患で、適切な治療が必要なようです。
認知症の母を援助しつつ頑張られている会員からは、時々爆発する…という一言が漏れ、誰も同じだなあという思いを抱きました。
お茶とお菓子をいただきながらの雑談の時間もあり、来月を楽しみに散会しました。
(会員 緑)
★平成27年7月25日(土)第83回サロン報告
暑い中、21名の参加で、いつも通り近況報告でスタートしました。
お父様が、多発性濾胞腎、膀胱がん、前立腺がんと次々と病気が続き、「入院し安眠できているだろうか」などと家族としての心配が出され、先生からは、「まず眠れる事が大切なので、導眠剤を使うと良い」とのアドバイスをいただきました。
この暑さのせいか、食欲がない、微熱でだるい、めまい、せき、足のだるさ、など軽度熱中症が原因のような病状の報告も多くありました。こむら返りの対策、汗をかかない体質の改善法や水分の補給法など、多くのアドバイスがありました。
他には歯の管理(口腔内)の悩みや、山旅行の報告、刀を追う旅の話、眠くなった時に寝て、早起きするようにしたら、導眠剤が不要になった…という報告もありました。
(会員 緑)
★平成27年6月27日(土)第82回サロン報告
梅雨の合間、23名が集い、過日の1泊旅行の楽しかった話で始まりました。
近況報告では、膵臓手術のタイミングや抗がん剤の副作用回避方法、心臓発作への対処の悩みなどが出されました。
介護のストレス、がん再発の不安、検査結果の予期不安など、言葉にする事で気持ちの整理や悩みの共有ができていくようでした。
病気を抱えながらも仕事を始められた方、4泊で田沢高原に行かれた方、四国霊場を8周された方、グランドゴルフ、ウオーキングを楽しんでいる報告もありました。 去年亡くなられた会員のご遺族から発言があり、亡くなられる1週間前まで続いた抗がん剤治療は、あれでよかったのか、もしなければ、最期を穏やかに過ごすこともできたのではないか…という思いが伝えられ、改めてQOLの難しさを思いました。
(会員 緑)
★平成27年5月23日(土)第81回サロン報告
参加者は17名とゆったりとしたサロンでした。
免疫性膵炎らしき症状が辛い、がん治療が行き詰まりかけ主治医の態度に不信感を持った、いろんな症例を知ったがなお手術の決断がつかない、放射線治療の終わりが見えて安堵した、大腸内視鏡検査が不安、心臓肥大と言われたなどの近況報告がありました。
身体に爆弾を抱えていてもじっと辛抱・・本当は辛いのに明るい笑顔で・・困った体験をユーモアに包んで報告・・なんだか、皆さんの気持が透き通るような話し合いでした。
ここ1~2年間のレモンタイムで話合った内容の復習クイズをしました。
免疫療法、薬の飲み方、緩和治療・・等について、とても難しい○×問題で、10数問中全問正解者は0でした。
リラックスタイムは、会員演奏のオペラ・ピアノ曲や癒しのメドレー曲を鑑賞し、呼吸を整えて散会しました。
(会員 緑)
★平成27年4月25日(土)第80回サロン報告
さわやかな良いお天気の24日、23名の参加で、特にテーマを設けずゆっくり話しあいました。
近況報告では、放射線治療を決意された報告、鎮痛剤、導眠剤は自己判断で止めてもいいが、抗菌剤・抗生剤、がんの薬などは処方された薬を飲みきる必要がある事が出されました。足の痛みやご家族の介護の悩みも出され、同じような課題を抱えておられる方も多いようでした。
検査の結果が良かった・・という報告もあり、共に喜び合いました。
(会員 緑)
★平成27年3月28日(土)第79回サロン報告
京都で桜の開花宣言があり、衣も心も軽やかな日でしたが、今回は緩和ケアにズームイン。死に背を向けるより死と向き合う事で、がんと共に生きる事がより充実するよう願って機会を設けました。 柏木哲夫氏の緩和ケア講演会の報告、医療従事者の視点からの「終末期の希望」を元気な時にこそ話し合う重要性、緩和ケアの具体的利用法やQ&A等を3名の方からレクチャー。いつものようには笑えない話題でしたが、京都新聞社の取材も入り、引き締まったサロンでした。
最後は気持ちをリセットする意味で、先月学習した呼吸法で心を整え、3.11「花は咲く」を合唱し散会しました。ゆったり話し合えるよう5月には初めての温泉1泊2日の親睦イベントを企画中です。
(スタッフTAKO)
★平成27年2月28日(土)第78回サロン報告
初参加予定の方が都合で出席できず、代わりに友人の方が来られました。腹水、胸水もあって標準治療はできず、緩和医療を進めながらPDI抗体治療に挑んでおられるという事例を相談されました。
各自の近況報告の中では、膵臓の経過観察で少しづつ嚢胞が大きくなり手術を勧められた方、下痢・皮疹等副作用の悩み、手術の後遺症の辛さ等々を率直に出し合い、先生からのアドバイスを戴きました。
薬の副作用からか、だるくて辛い・・という訴えには、主治医と並行して緩和医療を受けてみてはというアドバイスで、丁度,次回のサロンでは緩和医療の学習が予定されているとの事です。
音楽をかけながらの筋弛緩法でのリラクゼーション・パート2を指導して戴き、閉会しました。
★平成27年1月24日(土)第77回サロン報告
先月初参加のご遺族の方が、娘さんと一緒に参加され、会員になられました。前回の皆さんの共感が彼女の笑顔を後押ししたようです。
年末に亡くなられた会の副代表の奥様が合流され、ご挨拶を戴きました。
涙ながらにエンデイングのご様子を話され、共感の涙が広がりました。
抗がん剤の休薬減量、ジエネリック薬の是非、諸検査や放射線治療の苦痛をどうしたら軽減できるか・・等質問が相次ぎ、顧問の先生に丁寧に答えて戴きました。
リラックスタイムは呼吸法を指導して戴き、脈拍変化を検証しつつ、心穏やかにする方法を学びました。
散会後、恒例のお食事会で親睦を深めました。
★平成26年12月20日(土)第76回サロン報告
お亡くなりになられた当会副代表への黙祷から始まりました。
参加者それぞれが、思い出や感謝を語り、アメイジンググレイスのピアノ伴奏と共に、ご冥福をお祈りしました。
初参加の方が、ご主人を亡くされた辛さを涙ながらに話され、同じような思いの方が多数おられ共感の輪が広がりました。
休憩後、「寝つきが悪い」という悩みには、導眠剤にはなるべく頼らないこと、アルコールを飲んだ時に導眠剤は飲まないこと、眠れない事を苦にしないこと、柚子風呂の効用、筋弛緩法・・等も紹介されました。
手術、放射線等で唾液が出にくくなったり、抗がん剤の副作用で口の中の状態が良くない事もあるので、歯のケアの事も話題になりました。 美味しいケーキとクリスマスプレゼントを戴き、今回も全員で歌を歌って散会しました。
★平成26年11月22日(土)第75回サロン報告
肝臓がん・乳がんの新参加者2名と会員外の2名を含め27名が参加しました。 自己紹介・近況報告に続き、恒例となった質問タイム。内容は、イレッサを飲んでも、副作用の現れ方が人とまったく違って下痢が心配。 蕁麻疹が出て造影剤を使ったCTができなくなったのだが大丈夫なのか。 PETやCT検査は、どんな頻度・タイミングですれば効果的か? 息切れの原因は肺がんのせいなのか、心臓が悪いのか?胃がん手術したばかりなのに小さな影があり不安に・・・。がん患者には様々な不安・心配は長くつきまとう。 会員の1人が「死ぬのはこわい」と、つぶやいたので、相談役から~がん性昏睡・臨死体験・キューブラ・ロスの死まぎわのエピソードまで~いずれはだれもが迎える死に関する情報をお話頂きました。がん腫が違うと共感できないと思われがちですが、生死を見つめる目や方向は同じです。 総会記念として美味しいシュークリームでティータイム。最後は先月好評だったラジオ体操で身体を解放して散会しました。 来月は年末のため、第3週12月20日(土)にプチ・クリスマスプランで開催致します。 (スタッフTAKO)
★平成26年10月25日(土)第74回サロン報告
10月のサロンは各近況報告から広がった話題・質問=新薬開発の日本の現状・治験と臨床試験のちがい・検診の有意性?・抗酸菌症とは?=などお二人の相談役から、派生した情報がたくさん得られました。 会員報告からは、京大時計台ホールでの京大・がんへの挑戦のシンポジウムの報告。後遺症の首の突っ張り改善のためにプラセンタ注射をすべきか?の悩み、皮膚炎の痒みのせいでウオーキングもできずダニ退治にまで及んだアクシデント。非定形抗酸菌症の治療法は?の質問。乳がんかと不安で検査し、陰性とわかった笑顔の報告。大腸内視鏡検査の痛み等について。・・・ピアサポートサロンがお悩み相談所化の傾向がありましたが、主治医にはなかなか聞けないという現状の現れなのでしょう。ーーー話きる、まで話す。ーーー
会の最後は学生時代・紅葉など歌唱し、ラジオ体操(ピアノ演奏)でリラックスし5時過ぎに散会しました。 11/22総会は1時から、次回サロンは2時からです。宇治紅葉ハイキング11/19の予定。 (スタッフTAKO)
★平成26年9月27日(土)第73回サロン報告
残暑厳しい日でしたが、サロン開始時は御嶽山・噴火ニュースで騒然となりました。今月は 会員の方だけでしたので、休憩なしで充分話せたのではと思います。報告では、内視鏡手術された早期胃がんの方は、患者がしっかりとインフォームドコンセントに臨む姿を示しました。分子標的薬で食欲不振に困り今後の治療に不安で身辺整理した方は、がんのシンポジウムでお話する勇気を出しました。家族に傘寿を祝ってもらい感謝の思いがあふれた・体調は相変わらずだが割り切るしかない・お薬の量が決まらず悩んでいる・めまいがあるが薬に頼らず頑張る・・・等、それぞれの語り。医師とのコミュニケーションがなかなか解決できない方は、ご自身にも原因があるのではとアドバイスを受けていました。
後半では、伴侶を亡くした場合、男性と女性で寿命も違うし思い切りも違うのはなぜ?なのかもヒヤリング。高齢でも結婚相談所利用で幸せになれるという夢のあるお話や、遺族となった時はうつ病状態であったが時間と共に楽しく生きれるとの体験も。深刻な鬱の相談にも関わらず愉快なお話も加わり、おひとり様の生き方ついて侃々諤々(かんかんがくがく)。医師からは大病院の『白い巨塔』類の裏話なども聞けて興味深かったようです。その他、急性期を過ぎた方にはウォーキングが健康に良いので、ぜひ毎日歩数を記録しみんなで頑張りましょうという目標ができ、会員の方から11月上旬に紅葉を楽しむ宇治散策ハイキングの提案がありました。 (スタッフTAKO)
★平成26年8月23日(土)第72回サロン報告
天候不順の続く8月のサロンには,久しぶりの方・初参加の方を含めて21名の参加がありました。人数としてはやや少なめでしたが,会員の皆さんにお会いできると元気が出ます。
初参加の方からは,受診する二つの科の医師の意見がちがったことで心がゆれたその後の治療,そしてその治療による副作用のつらさ,二度にわたって再発したがんの治療方法の迷い,などを話していただきました。 散会後は,食事会が近くのお店で開かれ,親交を深めることができました。
★平成26年7月26日(土)第71回サロン報告
京都市内の最高気温が何と!38度3分を記録する中,それ以上の熱気が感じられるお元気なみなさんと一か月ぶりの再会でした。新しいすてきなネームプレートも用意していただき,22人の参加でサロンがスタートしました。
近況報告ではみなさん,健康に対する不安をそれぞれ口にされていましたが,くよくよせずにやりたいことをやってストレスをためないというご意見も出されました。楽しいことを想像しながら,鏡に映った自分に対してにっこりしたり,祈ったりすることは体によい影響があるそうで,これならお手軽にチャレンジできそうです。
また,来月手術予定の方からは治療に対する不安や質問が出されましたが,顧問の先生方から丁寧な回答をいただきました。こんな時,知りたいことが聞けるサロンは心強い存在です。
休憩をはさんで,前回に引き続き「レット・イット・ゴー」の歌唱指導をしていただいたあと,再びみんなで歌いました。その後,今回は時間に余裕があったため,健康相談タイムが設けられ,多岐にわたる日頃の不安や疑問・質問に対して,先生方がその一つ一つにわかりやすく答えてくださいました。最後の時間は,いろんな方といろんな話の花があちこちで咲き,サロンは散会となりました。
次回は定例サロンの終了後,懇親会が近くのお店で開かれる予定です。
★平成26年6月28日(土)第70回サロン報告
梅雨らしい雨がないまま,6月も終わりを迎えようとしています。 今回は再発のため入院された方,新たながんの手術をされた方,検査の結果を心配された方など,気がかりな近況報告がたくさん寄せられました。元気に過ごせている場合でも,私たちは少しでも気になる体調の変化があると「がんの再発」がどうしても頭をよぎってしまいます。そんな時,医師の一言で安心したり不安になったりすることを考えると,やはり医師と患者の信頼関係は揺るぎないものであってほしいと思います。 初参加の方からは,抗癌剤治療の再開をどうすべきかの悩み・抗癌剤と放射線治療でがんを小さくした後の手術成功・ご自分の癌治療の経験を他に生かすべく積極的に活動されていることなどをお話しいただきました。 休憩をはさんで、今話題の映画「アナと雪の女王」の「レット・イット・ゴー」がスクリーンに登場。みんな雪の女王になった気分で歌い,振付けも楽しみました。続いて美空ひばりの「柔」の曲でリズムカルに体をほぐしました。5月植物園散策のDVD鑑賞では、たくさんの花々の映像に囲まれて,おだやかな時間が流れました。 もうすぐ七夕ですね。入院・治療中の方や術後の方の経過良好,順調な回復をお願いしたいと思います。
★平成26年5月24日(土)第69回サロン報告
例会サロンは翌々日でしたが、一転し昼間は夏の暑さになりました。 冒頭に前回ご講演いただいた梶田先生がご逝去されたため黙祷し名残惜しみました。 近況報告では、がん以外の疾病(膝の半月板損傷・何十肩の痛み・ジストニア・鬱など)の悩みが多く、後半では緩和医療に関しての質問が広がりました。特に末期に腹水が溜まり浮腫も酷くなったケースについて、がんが進行し血中アルブミンが血管から浸潤し水分が排出できなくなるために腹水が溜まり予後が良くないと言う医師の説明にはなるほど。が、がんで上手に死ぬには緩和医療の勉強を初めから学んでおく方が良いのですが、なかなか実際にはそうはいかないようです。死についての学びはよりよく残りの人生を生きるためには重要だと改めて感じました。当会では死の臨床やがん哲学なども、不定期に簡単に学んだりします。 (スタッフTAKO)
★平成26年4月26日(土)第68回サロン報告
後半サロンでは、小泉先生を中心に質疑応答、近況報告。1年目の乳がん患者さん・がん専任のソーシャルワーカーさん・行政の方など、多種参加で賑わいあるサロンでした。 最後に、5月22日のお食事会&植物園散策プランの案内をし終了しました。 (スタッフTAKO)
★平成26年3月22日(土)第67回サロン報告
昨日の猫の目のようなお天気から一転,今日は少し春を感じられるサロン開催日でした。近況報告では,お遍路さんに出かけるための健康チェック,自分の歯でおいしく食事をするための口腔チェックについてや,体調や気分のいい時をみはからっての外出など,会員のみなさんの健康に対する気遣いや工夫を聞かせていただきました。
後半では老人ホーム「同和園」所長の中村仁一さんの「自然死を考える」という記念講演の報告をもとに病むこと・老いること・旅立つこと(看取ること)について交流しました。その中で「元気にみえても年齢は年齢,年を重ねていることへの自覚が大切」「自分にその時が来たときどうしたいのか,どうしてほしいのかを元気なうちから話しておく事」などいろいろな意見が出されました。「その時」に対していくら準備をしていたとしても思い通りになるとは限りません。話を聞きながら,2年前に多発性骨髄腫で若くして亡くなられた方が生きる指標にされていた「過去への悔いにも,未来への不安にもとらわれずに,いまここを生きる」と言う言葉を強く感じました。 今日はスタッフの方のお嬢さんが手作りしてくださったふわふわのシフォンケーキもいただき,幸せ気分の一日でした。 (会員YOU)
★平成26年2月22日(土)第66回サロン報告
風は冷たく寒々とした日ではありましたが,サロンのドアの向こうにはみなさんのお元気な声!があふれていました。会の初めは2名の方の訃報に,全員で黙祷をささげました。私たちに,全力で生きる勇気を見せてくださったお二人に想いを馳せながらご冥福をお祈り致しました。 恒例の報告では、皆さんそれぞれに悩みや不安を持ちつつも「前へ!」の精神で,自分らしく過ごしておられるご様子がうかがえました。また,稀有な箇所のヘルペス体験談をはじめ、治療で苦しいお話の中にもユーモアがいっぱい。若い初参加の方は参加に至った経緯や治療・今後の就業や将来への不安などについてお話されました。がんという病はずっと不安との闘いでもありますが、自分を素直に語れ笑い合える先輩ピア達の様子をご参考いただけたら幸いです。医師からは、放射線検査は放射線治療と違うので頻回に受けないよう患者側も工夫をと。休憩後、熱戦がくりひろげられたソチオリンピックにちなんでロシア民謡を3曲歌唱。スキージャンプ団体メダルの涙の秘話や浅田真央ちゃんの感動劇にも触れながら、ハチャトゥリアンの『イワンの冒険』など2曲ピアノ演奏に耳を傾けました。
さて,2月最終週は暖かな日が続くという天気予報です。日も随分長くなってきましたが,春への道のりは三寒四温。みなさんご自愛くださってまた3月,元気にお会いしましょう。
(会員 YOU)
★平成26年1月25日(土)第65回サロン報告
今年度初のサロンは,久しぶりに暖かな一日と相成って,たくさんのみなさんの参加となり,年末・年始のできごと,新年の抱負,体調や治療についてなど,じっくり交流することからスタートしました。その中で治療については,患者サイドからも質問や疑問を出す事でよりよい治療・体調維持につながっていくということもお話いただきました。自分の体や心の声に耳を傾けながら,自然体で日々過ごして行くことができたらと思います。
休憩をはさんで,スタッフの方の思いのこもったオーロラの映像を音楽とともに鑑賞させてもらいました。さまざまな色や形に姿をかえていく神秘的なオーロラに全員リラックス!心がほぐれていきました。それに続いて気功タイム。ゆったりとした時間の中で今度は体がほぐれ,あったかくなりました。 サロン散会後,昨年10月の台風の影響で延期になっていた食事会が開かれ,24名の方の参加で賑やかに親睦を深めることができました。
★平成25年12月21日(土)第64回サロン報告 本年最後のサロンはクリスマスモードで開催。美山ロールケーキを味わいクリスマスソングを聴いたり、ベートーベンの第九『歓喜の歌』の一部をドイツ語で歌う体験もできました。 珍しく初参加の方がおられず、参加者が少なかったので1人ずつゆったり話す事ができました。話を伺ううちに交通事故に遭われた方がその中で4人もおられびっくり!でした。分子標的薬を徐々に減らす方法に悩む方や就寝中こむら返りになりその対策はと、相談される方もありました。大腸の手術をされた方は外出が困難で困るとの悩み・頸部手術の方は冬場は特に突っ張りがあり辛いなど・・。後遺症は命との引き換えの産物のようで患者泣かせです。 次回サロンの後、近くで新年会を予定しています。お楽しみに。 (スタッフTAKO) ★平成25年11月30日(土)第63回サロン報告 第6回総会を迎えおかげさまで設立5周年。滋賀県のヴォーリズ記念病院ホスピス医師である細井順先生に、『いのちの輝き』に照らされて~死の臨床から教わる生~のご講演をお願いしました。 ホスピスにてそれぞれのいのちに即した輝きを見守る先生の温かな姿勢は、患者・家族にはとても有難く、包まれるような気持ちになりました。死から逃げるのではなく向き合うことにより、より素敵な人生を終えられたらいいですね~。ホスピスでは聴く側も話す側も、弱さを共有する。サロンも同じです。終末期になってから慌てることのないよう学びながら堂々と死に向き合って納得のいく最後を終えたいものです。 後半では細井先生をメインに小泉先生・佐治相談役のトリプル対談が実現し、各会員のお話ではそれぞれの想いが真剣に伝わりました。 初参加・20代のご家族の方が、認知症のおばあさんと末期がんのお母さんを妹さんとお二人で介護されておられバーンアウト寸前の状況に驚きました。娘さん達が母をきちんと看取れるようにと祖母の介護施設を探すアドバイスがありました。まさにいのち輝いて・・。 (スタッフTAKO) ★平成25年10月26日(土)第62回サロン報告 台風27号・28号が接近し開催が危ぶまれましたが、24名(会員外3名)も参加されました。9月28日の京都RFLの感想などを伺うと「講演会では急に寒くなり困った」・「レモンタイムの親睦が増し楽しかった」という声を頂きました。相談内容でこれからどうしたらいいかに対して、がん難民化している場合には患者や家族自身でのギア・チェンジが必要であること、セカンドオピニオンの仕方などを意見交換できました。10数年に渡り自分ががん患者であることをなかなか話せなかった方が、皆の前で自然と話されたことがとても印象に残りました。音楽活動はベートーベンの「悲愴」第3楽章をがん患者が乗り切ろうとした想いと重ねつつ、ピアノ完奏していただきました。 (スタッフ TAKO) ★平成25年8月24日(土)第61回サロン報告 恵みの雨をはるかに超えた量が日本各地で降り、猛暑もひと休み。この日サロンには術後30年の直腸がんサバイバーと、悪性リンパ腫患者を心配したご家族が初参加されました。また、以前参加された方が抗がん剤治療に行き詰まり、再度訪問されました。再発・転移で治療法が見当たらなくなったがん難民は、すでに温熱療法や免疫療法のタイミングを逃がし漂流しがちです。エンドを逃げないで見つめ、一日一日を大事に過ごすヒントが見つかればと願わずにはおれません。サロンでは『ご縁』という言葉が頻回に聞かれますが、がんとなって出会うご縁は不思議と有難く繋がるという報告が多いようです。最後に久々に気功でほっこり心まで温まりました。 (スタッフ TAKO) ★平成25年7月27日(土)第60回サロン報告 朝から嫌な気温上昇の猛暑日でしたが、過去最高の参加者数を記録しました。新しく2名の訪問があり、車椅子で参加の肺がん患者の方は人生に多くのハンディを背負いながらも厳しいがん治療の現状を印象的な笑顔でお話しされました。お話を伺ううちにその方の生きる姿勢に驚嘆し、逆に元気を頂きました。辛い時に皆さんと時間の共有ができればの想い。優しいまなざしの直球。みんなでキャッチできるといいな・・・・。 ご主人の食道がん治療に不安山積のご家族もご相談に。医師からは腸閉塞時の服薬判断をはじめ有難いアドバイス、会員からは四国霊場巡礼1日一万五千歩の旅など種々の近況報告。最後はピアノソナタ「悲愴」第二楽章の演奏。「星影のワルツ」・「少年時代」を熱唱してリラックスしました。 (スタッフ TAKO) ★平成25年6月22日(土)第59回サロン報告 ★平成25年5月25日(土)第58回サロン報告 今月の音楽は、ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」の第1楽章を感傷。重々しいご遺族のお気持ちに寄り添うセレクトでした。 (スタッフTAKO) ★平成25年4月27日(土)第57回サロン報告 4月9日(火)レモンタイムの彦根城バスツアーが、晴天で素晴らしい桜に恵まれ、心に残るミニトリップとなったようです。その余韻や写真交換などでより親睦も増して、4月のサロンはなごやかにスタート。この日はスタッフが少数で危惧しましたが、新しい参加者3名やがん患者団体等連絡協議会の訪問もあり、変化のあるサロンでした。バスツアーの感想や近況報告、医師への質問、バスツアーのDVD披露、レモンタイムが紹介されたがんサポート誌4月号の希望者への配布など、をしました。6月のサロン後にお食事会の企画中、お時間ある方はご一緒いたしましょう。 (スタッフTAKO) ★平成25年3月23日(土)第56回サロン報告 花粉・PM2.5・黄砂のトリプルが風に舞う、患者の心のように不安げな春の空模様でした。今月は皆さんにたくさんお話しいただけるようたっぷり3時間スペシャルでした。 久々に勇気をだして参加されたご遺族の方の現況や、セカンドオピニオンをどう捉えるかの悩みもいくつか挙っていました。命は助かったが後遺症に悩まされる人も多く、術後10年近く経っても消えない辛い思いも、体験者のお話で共感できたようです。相談役の先生に参加頂けたので、医療的な質問にはすぐにアドバイスを頂けたのが非常に心強かったです。 自律神経を整える呼吸法の紹介や気功なども、役立っているといいですね。。 最後に、彦根城お花見バスツアー企画の説明をして散会しました。 4月9日が、お花見日和となりますように・・・。 (スタッフTAKO) ★平成25年2月23日(土)第55回サロン報告 「毎日寒いですね・・・。」がご挨拶がわりになってしまったこの冬ですが,サロンは「この日を楽しみに」集まってくださったみなさんの活気・元気にあふれていました。日常のこと・体調のこといろんなお話がありましたが,みなさん納得のいく形で,それぞれ前向きに日々を送られていることがうかがえました。またホスピス医療のあり 方を様々な立場から問う,ドキュメンタリー映画「いのちがいちばん輝く日」を鑑賞された方の感想も聞かせていただけました。ティータイム後は,会員のお嬢さんの特別参加で「いのちの絆」「早春賦」「アメージング・グレース」曲等、その澄んだソプラノの美声に心癒されるひとときを過ごせました。その後はキーボード伴奏で,3世代に渡る青春の思い出の曲を重ね合わせつつ懐かしく合唱できました。 ★平成25年1月26日(土)第54回サロン報告 今年度初のサロンは京都タオル帽子の会を経て入会してくださった方,久しぶりの方を交え,たくさんの笑顔でスタートしました。まずは近況報告。悩みや心配ごとのお話には,心よりそいながら耳を傾け,一方,ユーモアあふれるお話にはつっこみも入りみんなで大笑い!免疫力が確実にアップしそうなサロンでした。 (会員YOU) ★平成24年12月22日(土)第53回サロン報告 今月は、話し合いの時間を前半にゆったりと取り、後半は、クリスマス会としてコーヒーブレイクには美山ロールケーキを味わいました。音楽に合わせてのプレゼント交換は今年も難航しながらも楽しみました。最後に「花は咲く」の合唱、「月の光」のピアノ演奏などで、本年を締めくくりました。 (スタッフTAKO) ★平成24年11月24日(土)第52回サロン報告 レモンタイム設立より5年目の総会を迎えることができました。 サロンでは記念講演として、「ともに学ぼう!21世紀の消化器がん~すい臓がん~」を 中泉明彦教授(京都大学医学部 健康科学科) にお話していただきました。講演内容は、膵臓の位置、機能、がんのステージ、検査方法、治療法、またすい臓癌の発見の難しさなどの高度な内容をわかりやすく説明いただきました。レモンタイムへの次年度への要望などもお聞きし、その後、ピアノ伴奏で「里の秋」「旅愁」を合唱しました。 |
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